「目のかゆみ」や「止まらない鼻水」など花粉症の方にはつらい季節が毎年やってきます。

薬を飲んだり、マスクやメガネをしたりと、なにかしらの対策をしている方が多いかと思いますが、一度ツボ押しも試してみませんか?

症状別にツボをご紹介していきますので、お悩みのつらい症状に合わせてツボ押しをしていただければと思います。

※ツボ押しは花粉症を根本的に治すわけではなく症状を緩和させる効果があります。

ツボ押しのやり方

・ツボ押しは押していて気持ちの良い、心地の良い強さで押していきます。

・顔のツボは左右同時に、手足のツボは片側ずつ押すようにしましょう。

・5秒間×10回を目安に行いましょう。

・押しているうちに症状が楽になっていく感覚があります。

・ツボ押しは急激に血流が良くなるため、気分が悪くなる場合があります。
気分が悪くなったら落ち着くまで少し横になりましょう。

まずはここから!花粉症に効果的な万能なツボ

百会(ひゃくえ)

【ツボの場所】
左右の耳の穴からまっすぐ頭頂部に線を引き、真ん中で交わるところにあるツボです。わずかにくぼみがあります。

【押し方】
両手の中指を重ねて頭に置き、地面に向かって押していきます。

内関(ないかん)

【ツボの場所】
手のひら側の手首にあるしわから指3本(人差し指から薬指)を当て、浮き出た2本の腱の間にあるツボです。

【押し方】
親指の腹の部分で優しく押します。

目のかゆみを抑えるツボ

太陽(たいよう)

【ツボの場所】
眉尻と目尻の中間にあるこめかみの所にあり、口を開けた時にややへこむ部分にあるツボです。

【押し方】
くぼみの部分に人差し指を置き押していきます。少し頭に響くような感覚がありますが、気持ちの良い強さでキープしてください。

晴明(せいめい)

【ツボの場所】
目と鼻の根元の間の所にあるツボです。目が疲れた時に無意識に押す所です。

【押し方】
鼻の付け根を両手の人差し指でつまむようにゆっくりと押します。

承泣(しょうきゅう)

【ツボの場所】
瞳孔(黒目)の真下で、目の下の骨のきわの所にあるツボです。

【押し方】
目を閉じて人差し指と中指の腹を、目の下の骨の上に乗せます。
そのまま指を真下に押し下げるように圧をかけます。
※眼球を押さないように注意しましょう。

鼻詰まりを抑えるツボ

印堂(いんどう)

【ツボの場所】
眉毛の間の中央(眉間)にあるツボです。

【押し方】
両手の中指を重ねて眉間に置きゆっくりと押していきます。

迎香(げいこう)

【ツボの場所】
小鼻の脇のくぼみにあるツボです。押すと鼻の通りがすぐに良くなっていきます。

【押し方】
くぼみに向かって真っすぐに押していきます。
すぐに鼻の通りが良くなるのであまり変わらなければ少し角度を変えて押してみましょう。

胃腸改善・免疫力アップのツボ

足三里(あしさんり)

【ツボの場所】
膝のお皿の下で外側のくぼんだ所から指4本(人差し指から小指)を置いて小指に当たる所にあるツボです。

【押し方】
親指の腹でふくらはぎに向かってまっすぐと押し込みます。

合谷(ごうこく)

【ツボの場所】
手の甲側の親指と人差し指の骨がV字に交わるやや人差し指側にあるツボです。

【押し方】
片手の親指と人差し指で手を挟むように押します。人差し指がツボにくるようにすると押しやすいでしょう。

体衝(たいしょう)

【ツボの場所】
足の甲側の親指と人差し指がV字に交わるくぼみにあるツボです。

【押し方】
親指の腹を当てて押し込みます。

まとめ

症状別で花粉症に効果的なツボを紹介させていただきました。

症状に合わせてツボを選択していただければ、あまり時間もかからずにできるかと思いますのでぜひお試しください。

あまりにも症状がつらい場合は、鍼(はり)やお灸をお近くの鍼灸院で試してみるのもいいかもしれません。